W6 アルミタンク溶接編

やっと出来ました、3次元パズルのピースが。
これらを組合わしてタンクの上側を成形していきます。


アルミの溶接が難しいと言われるのは、鉄に比べて溶ける温度が低いうえに熱が広がりやすく、
もたもたしてるとすぐに穴が開く為です。
まあ、それは慣れてくれば、なんて事無いんですが、
タンク製作となると、ビードを削るためにすべての溶接で確実に裏ビードを出さねばなりません。


ここで更に、アルミの溶け込み難い性質が邪魔をしますが、そこは覚悟を決めて、大穴あける勢いでガンガン溶け込ませます。
しっかり裏が出てます、これならGASはもれません。
見えないところはどうするかって?
カンです! 正確には表から溶接しながら、裏がどのくらい出てるかを感じ取らないといけません。
そして最後に仕上げのトンネル溶接。

ここはビードを削らずに残すので、美しいビードを残したいものです。

あ~祈ってますね、作り物の神様に祈ってます。
まあ、ここまで来るのにだいぶ苦労してますからね、バシッと決めたいトコです。


決まった!
なかなかいいビードが出てます。
そんなこんなでキャップなどを残してタンクの形は完成!



今回のタンク、正直今までで一番難しいタンクでした。
簡単そうな形なんですが、このタンク、見ての通り、直線と真円を組合わしたような形です。
それはゴマカシが利かなくて、なかなか厄介な形なんです。
昔、鈴鹿の師匠に言われました。
「城戸君、曲線ってーのは直線と直線の間に円があるんだよ、タラーっとした線書くんじゃねー!」
教え、守っております。
あ! 先輩がプレゼントを持って来てくれました!


どこで見つけてきたのかハーレーのTシャツ、イベントにでも着て行こうかな、有難う御座います!!
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